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「亜実!雄大くん、進級テスト落ちちゃったんだって?
 残念だねー。一緒に進級できなくて」

春休みももう終わろうとしていた、4月初旬。

あたしは親友の香莉菜から、衝撃の事実を知らされていた。

なんで、彼氏の進級話をほかの人の口から知らされるんだ?

「あたし知らない…。誰から聞いたの?」

親友さえも疑ってしまう。

だって、春休みになってから、全然音信不通なんだもん。

メールしても返答なし。
電話しても出ない。
折り返しかかってくることもない。

ありえない。

「昌也から聞いたよー」

香莉菜がパックジュースを飲みながら答える。

…ああ。そっか。

昌也は、雄大の親友。
香莉菜は昌也の彼女。

なんで、そんな当たり前のことにも気づかないんだ。
かなり、不安になってるな。
やばいなぁ。

「ていうか、もしかして雄大くんと連絡取ってないの?」

━━コクリッ

あたしは香莉菜ノセリフに頷く。

「えー!電話して慰めて上げなさいよー!」

香莉菜が肩をポンと叩く。

…慰めたいよ。
できることなら。

でも、電話もメールも本当に音信不通。

「音信不通。何度電話かけても、メールしてもダメ。
 もうダメなのかな…。自然消滅狙ってるのかな?」

あたしは言いながら、涙があふれてきた。

「ちょっと。泣かないでよー。自然消滅なんて!
 進級できなくても、同じ学校にいるんだから自然消滅は無理だからぁ。
 きっと、進級できなかったことに落ち込んでるだけだよ!
 あんなに、亜実と一緒に進級したいって言ってたじゃない」

香莉菜があたしを励ましてくれる。

…そうだよね。

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