スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


FC2ブログランキング
人気ブログランキング

「ねぇひとつ聞いてもいい?」

あたしはそう口を開いた。

「ん?」

意を決して聞くことにしたんだ。

「あの時…。雪って人と何してたの?」

「え…」

春樹は黙ってしまった。

やっぱ、あたしには教えてもらう権利なんてないかな。
春樹を傷つけたんだもんね。

「雪は、昌也の高校の後輩でな。昌也の部活のマネージャーだったんだ。で、そいつに脅されて」

春樹がゆっくりと話し出した。

…脅される?
何を?

「脅されてって…?どういうこと?」

あたしは頭が混乱してくる。

「亜実と別れないと、亜実のことメチャクチャにするって…。アイツ本気で…。亜実と別れたくなかった…。でも…。亜実がメチャクチャにするくらいなら、別れたほうがいんじゃないかって…。そう思った」

…メチャクチャ?
なんで?

その子が、春樹を好きだから?

「雪って子は、春樹のことが好きなの?」

春樹は首を横に振る。

…え?

「じゃあ…なんで…」

あたしは不思議になってそう聞く。

「それは言えない」

春樹がそう言った。

言えない…?
なんで?

「俺は、亜実を守りたかった…。でも…。守ることができなかった…。ごめん…」

春樹がそう言って、頭を下げる。

守れなかったなんて。

あたしは春樹の言葉に首を横に振る。

「そんなことない!でも!理由を教えて?」

春樹の肩を掴んでそう言った。

あたしは知りたくて仕方なかった。
どうしてなのか。

なんで、関係ないあたしを狙うのか。

春樹は答えてくれない。
ずっと下を向いたまま。

なんで?
あの子とあたしに何があるっていうの?

何も。
何も、ないじゃない。


「あいつが好きなのは雄大だよ」

FC2ブログランキング
人気ブログランキング
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。